【出演】 『BIRTHDAY』

本多劇場グループnext

新宿シアタートップス オープニングシリーズ『BIRTHDAY』無事に終演できました。

今年初めに参加した『加害者探究』に続き、社会的な性差をテーマにした作品に参加できて嬉しかったです。これからも、俳優の仕事を通して個人的に興味のあるテーマについて考えていきたいです。

当日パンフレットにはこんな文言を寄せました。


劇場にお運びいただきありがとうございます。

この戯曲で描かれる妊娠や出産、子育ては生々しい選択の連続であり、選べないものに振り回される生そのものです。

一方、妊娠や出産の当事者以外が妊娠や出産について語る言葉はどこか「母性」というもやの中に包まれている気がしています。

何かを選んだ人にも、何も選ばない人にも寄り添える人になれたらいいなと思っています。

想像力とユーモアでもやを吹き飛ばし、考えてみたいです。



本多企画×海外戯曲シリーズの第2弾 。

今年3月に、下北沢・小劇場楽園で上演した『ダム・ウェーター』の演出をした大澤遊さんと 本多企画が再びタッグを組 み、 小田島創志さんによる本邦初訳の皮肉のきいたコメディ作品をリーディング形式でおとどけします。

エド(夫)とリサ(妻)にまた子供が生まれようとしている。妊娠しているのはエド。

NHS(国民保健サービス)管理下の病院で帝王切開に臨もうとしているが、病院は人員不足、研修医ですらオーバーワーク気味。

エドは病院に持っていくバッグの準備ができていなかったとリサを責めたり、妊娠下のストレスや病院の対応について不満をもらすが、リサが前回の出産で難産だったために彼自身が妊娠する、という手段を取るほかなかった。

エドやリサの会話から、NHSの問題や白人ミドルクラスによる人種差別、男性目線で作られた社会の問題が見えてくる、皮肉の効いたコメディをリーディング形式でお届けします。

出演

亀田佳明 / 宮菜穂子 / 山崎静代 / 石山蓮華

スタッフ

作: Joe Penhall / 翻訳: 小田島創志 / 演出: 大澤遊

<期間>

2021年9月15日 (水) ~2021年9月20日 (月・祝)

電線礼讃

石山蓮華 電線愛好家・文筆家・俳優 お仕事のご相談はdensenraisan@gmail.comまでお気軽にご連絡ください。 頂いた内容は、Jungle.inc 担当者と共有させていただく場合がございます。